今週のGitHub Trendingランキングは、20位中19位が新規ランクインという大幅な入れ替わりとなりました。前週トップだったcathrynlavery/diagram-designをはじめ17リポジトリがランキングから姿を消し、AIエージェント向けのスキル・プラグイン系プロジェクトが新たに上位を占める結果となっています。
1位にはAIエージェント向けの図解生成スキルtt-a1i/archifyがランクイン。ソースコードとの対応を検証しながら図を生成する仕組みが評価され、1週間で1万8千超のスターを獲得しました。2位のfreestylefly/awesome-gpt-image-2、3位のanthropics/claude-plugins-communityと、上位3件がいずれもAIエージェント・生成AIのエコシステムを拡張するプロジェクトである点が今週の特徴です。
唯一のランクダウンとなったのは20位のAprilNEA/OpenLogi(前週11位)で、それでも週間スター増加数は3,406と依然として高い関心を集めています。Anthropic公式・コミュニティ双方のClaude Codeプラグインリポジトリ(3位・10位)が同時にランクインしたことも、Claude Codeのプラグインエコシステムの拡大を示す動きといえます。
以下、今週のトップ20リポジトリを詳しく紹介します。
→ 過去のランキング記事一覧: GitHub Trendingとは?仕組み・ランキングの見方と活用法
ランキング
1位: tt-a1i/archify ⭐ +18,103 NEW
github.com/tt-a1i/archify | JavaScript | ★ 36,815 | Forks: 2,361
AIエージェント向けに、アーキテクチャ図・ワークフロー図・シーケンス図・データフロー図・ライフサイクル図を自動生成するエージェントスキルです。「Browser → API → Redis → PostgreSQL」のように構成をチャットで説明するだけで、型付きJSONを経由して決定論的にHTML図を生成します。
注目すべきは、生成前にschema・layout・HTML/SVG・ルート・ラベルとルートの整合性まで多段階で検証する仕組みと、Gitリポジトリ上の実ファイル・行範囲と図を対応づける「ソースコード検証」機能です。変更前後を比較して追加・削除・変更・移動を機械的に検出する「アーキテクチャDelta」機能も備え、単一HTMLファイルで完結する手軽さと、実装との整合性を両立させている点が評価され、公開週で3万超のスターを集めました。
2位: freestylefly/awesome-gpt-image-2 ⭐ +13,413 NEW
github.com/freestylefly/awesome-gpt-image-2 | JavaScript | ★ 26,153 | Forks: 2,557
GPT Image 2向けのプロンプトテンプレートライブラリです。「Prompt as Code」というコンセプトのもと、530件超の画像生成事例を逆生成的に分析し、UI・インフォグラフィック・ポスター・商品画像・キャラクターなど12カテゴリに整理しています。
20以上の工業級テンプレートは照明・素材・レイアウトといった要素を構造化しており、JSON形式・テキスト形式のどちらでも利用可能です。npmパッケージとして提供されるエージェントスキルにより、Claude Code・Cursor等から直接テンプレートを呼び出せる点が、単なるプロンプト集に留まらない実用性を生んでいます。Supabase認証・Stripe課金を組み込んだSaaS実装としても構成されており、プロンプト資産のビジネス化という文脈でも注目されています。
3位: anthropics/claude-plugins-community ⭐ +2,162 NEW
github.com/anthropics/claude-plugins-community | Python | ★ 2,985 | Forks: 238
Claude Cowork・Claude Code向けのコミュニティプラグインマーケットプレイスです。このリポジトリ自体は読み取り専用ミラーで、実体はAnthropicの内部レビューパイプラインが管理し、毎晩自動同期されます。
claude plugin marketplace add anthropics/claude-plugins-communityでマーケットプレイスを追加し、claude plugin install <plugin-name>@claude-communityでプラグインをインストールする流れが公式に整備されています。プラグイン提出は専用フォーム経由で自動セキュリティスキャン・承認を経る仕組みになっており、このリポジトリへの直接PRは自動的にクローズされます。10位の公式ディレクトリと並び、Claude Codeのプラグインエコシステムが急速に整備されつつあることを示す動きです。
4位: omacom/omarchy ⭐ +6,692 NEW
github.com/omacom/omarchy | Shell | ★ 35,848 | Forks: 3,705
DHH(David Heinemeier Hansson氏)が開発を主導する、Arch Linuxベースの独自ディストリビューションです。ターミナル・Neovimなどの開発ツール、AI統合機能、テーマシステム、ホットキー管理、スクリーンショット・録画機能、Windows VMサポートまでを一括して同梱しています。
manual/ディレクトリには基本操作からネットワーク・ハードウェア設定、トラブルシューティングまでを網羅した「Omarchy Manual」が用意されており、1,000件超のIssue・1,400件超のPRが示す通り活発に開発が続いています。開発者体験を重視した「完成された環境」を提供する思想が、多くの開発者の支持を集めている理由といえます。
5位: THU-MAIC/OpenMAIC ⭐ +2,085 NEW
github.com/THU-MAIC/OpenMAIC | TypeScript | ★ 25,682 | Forks: 4,640
トピックや資料を1クリックでインタラクティブな教室体験に変換するオープンソースのマルチエージェント教育プラットフォームです。AI教師と同級生役のエージェントがリアルタイムで対話しながら、スライド・クイズ・HTMLインタラクティブシーン・PBL(プロジェクト学習)活動を自動生成します。
ホワイトボード機能でAIエージェントが図を描きながら音声で解説する体験や、Feishu・Slackなどのチャットアプリから直接授業を生成できる「OpenClaw統合」が特徴です。ローカルAIエンジンによるオフライン実行にも対応しており、教育分野におけるマルチエージェントAI活用の具体例として注目を集めています。
6位: MadsLorentzen/ai-job-search ⭐ +5,348 NEW
github.com/MadsLorentzen/ai-job-search | Python | ★ 38,831 | Forks: 13,167
Claude Code上で動作する、AI駆動の求職活動フレームワークです。/setupでプロフィールを登録し、/scrapeで求人サイトから案件を検索・スコアリング、/apply <URL>で適性評価からCV・カバーレター作成、レビュー、PDF検証までを一括で実行します。
「ドラフター」と「レビュアー」の2エージェントを分離することで成果物の品質を高め、ATS(採用管理システム)との互換性チェックも搭載している点が実務的です。作者自身が本ツールで69件応募・20件の一次面接を経験したという実績が説得力を持たせており、フォークして自分の市場向けにカスタマイズできる拡張性も評価されています。
7位: apache/maka ⭐ +1,973 NEW
github.com/apache/maka | TypeScript | ★ 4,275 | Forks: 399
Apache Software Foundationでインキュベーション中の、ローカルファーストなAIエージェントワークスペースです。モデルメッセージ・ツール呼び出し・実行結果・権限判断・終了イベントを追記型ログとして記録する設計が特徴です。
Read・Write・Edit・Bash・Glob・Grepなどの組み込みツールとサンドボックス境界による安全な実行環境を備え、データはデフォルトでローカル保存されます。SQLiteベースの耐久的な実行記録により復旧が可能な点、複数アーム実験を宣言的に定義できる評価機能を持つ点は、エージェント開発基盤としての本格志向を示しています。ASFプロジェクトとしての信頼性も注目度を高める要因です。
8位: K-Dense-AI/scientific-agent-skills ⭐ +4,309 NEW
github.com/K-Dense-AI/scientific-agent-skills | Python | ★ 40,337 | Forks: 3,736
「AIを科学者に変える」ことを掲げる、163個の科学スキルと100以上の科学データベースへのアクセスを提供するプロジェクトです。ゲノミクス・生物情報学、化学情報学・創薬、機械学習、臨床研究など幅広い分野をカバーし、PubChem・ChEMBL・UniProtなど主要データベースへ統一的にアクセスできます。
「ChEMBLからEGFR阻害剤を取得し、構造活性相関を分析して仮想スクリーニングを実施する」といった複雑な多段階ワークフローを、プロンプト一つで実行できる点が最大の強みです。スキルはコード実行権限を持つため事前の確認を推奨し、自動セキュリティスキャンを実施する運用体制も整えられています。Claude Code・Cursor・Codexなど複数ホストへの対応が採用を後押ししています。
9位: tashfeenahmed/freellmapi ⭐ +3,037 NEW
github.com/tashfeenahmed/freellmapi | TypeScript | ★ 23,175 | Forks: 3,182
34の無料LLMプロバイダー・635の無料モデルエンドポイントを、単一のOpenAI互換/v1エンドポイントに統合するプロキシツールです。レート制限に達したプロバイダを自動検知して次のプロバイダに切り替えるスマートルーティングと、AES-256-GCMによるプロバイダキーの暗号化管理を実装しています。
Claude Code・Codex CLI・Aider・Clineなど主要なAIエディタ・エージェントに自動セットアップコマンドで対応しており、導入の手軽さも支持を集める要因です。ただし作者自身が「個人の実験利用向け」と明記しており、本番運用には推奨されていない点は留意が必要です。
10位: anthropics/claude-plugins-official ⭐ +1,940 NEW
github.com/anthropics/claude-plugins-official | Python | ★ 35,687 | Forks: 3,978
→ 深掘り記事: Claude Code 公式プラグイン集「claude-plugins-official」の仕組みと収録基準
Anthropic公式による、Claude Code向け高品質プラグインの厳選ディレクトリです。Anthropic自身が開発する/pluginsと、パートナー・コミュニティ製の/external_pluginsに分類し、plugin.jsonによるメタデータ標準化やスキルバンドル対応を進めています。
/plugin install {plugin-name}@claude-plugins-officialで簡単にインストールできる一方、プラグイン名(name)は変更不可でUIラベルにはdisplayNameを使うといった、エコシステムの長期的な安定運用を意識した設計が随所に見られます。Anthropicはプラグイン内容そのものを制御していない旨の注意書きもあり、利用前の信頼性確認を呼びかけています。3位のコミュニティ版と合わせ、Claude Codeプラグイン基盤の整備が今週の大きな流れの一つです。
11位: rohitg00/ai-engineering-from-scratch ⭐ +3,720 NEW
github.com/rohitg00/ai-engineering-from-scratch | Python | ★ 51,488 | Forks: 8,910
→ 深掘り記事: AIエンジニアリングを基礎から学ぶOSS「ai-engineering-from-scratch」の特徴
「学生の84%が既にAIツールを使っているが、職業レベルで使いこなせる準備ができているのは18%に過ぎない」という課題意識から生まれた、実践重視のAIエンジニアリング教材です。523レッスン・20フェーズ・約342時間分のカリキュラムをPython・TypeScript・Rust・Juliaで構成し、各レッスンでプロンプト・スキル・エージェント・MCPサーバーといった実成果物を作りながら学びます。
基礎的な数学や古典的な機械学習から、ディープラーニング、LLM、マルチモーダル、本番運用や倫理までを段階的にカバーしている点が特徴です。npx skills addでAIチューター機能をClaude等に組み込める仕組みや、認定試験対策など目的別に学習ルートを選べる柔軟性が、5万超のスターにつながっています。
12位: asciimoo/hister ⭐ +1,006 NEW
github.com/asciimoo/hister | Go | ★ 3,370 | Forks: 154
Go言語で実装された、個人用のプライベート検索エンジンです。訪問したWebページや保存ファイルの内容をフルテキストでインデックスし、Web UI・TUI・CLI、さらにAIアシスタント経由でも検索できます。
テレメトリなし・クラウド同期不要というプライバシー重視の設計思想が徹底されており、ブラウザ拡張機能を使えば訪問ページを自動でインデックスに追加できます。フィールドフィルタやワイルドカードなど高度なクエリ機能に加え、意味に基づくセマンティック検索にも対応。MCPサーバー機能によりClaude等のAIアシスタントから直接検索できる点も、「自分のデータは自分で管理する」という思想を体現しています。
13位: cursor/plugins ⭐ +1,503 NEW
github.com/cursor/plugins | TypeScript | ★ 6,321 | Forks: 511
→ 深掘り記事: AIエージェント拡張に「Cursor Plugins」が選ばれる理由
Cursor公式のプラグイン仕様と、Gmail・GitHub・Salesforceなど40以上のサービス向け公式プラグインをまとめたリポジトリです。各プラグインは独立したディレクトリでplugin.jsonマニフェストを持ち、ルートのmarketplace.jsonが全体を一元管理する構造になっています。
生産性ツール(Todoist、Calendly)から営業ツール(Salesforce、HubSpot)まで幅広い統合をカバーする一方、Teaching・Continual Learningといったエージェント学習向けの専門的なプラグインも含まれており、単なるサービス連携に留まらない設計思想がうかがえます。AIコーディングエージェントのプラグイン基盤整備という点で、3位・10位のClaude Code系の動きと軌を一にする動向です。
14位: ConardLi/garden-skills ⭐ +1,222 NEW
github.com/ConardLi/garden-skills | CSS | ★ 11,857 | Forks: 1,458
Claude Code・Cursor・CodeXなど向けの、本番環境で使えるエージェントスキル集です。記事・スクリプトをクリック駆動型のプレゼンテーションに変換する「web-video-presentation」、Webサイト・ダッシュボード設計を支援する「web-design-engineer」、画像生成の「gpt-image-2」、ナレッジベース検索の「kb-retriever」、記事整形の「beautiful-article」の5スキルを収録しています。
23種類のプレゼンテーションテーマ、25個のデザインスタイルレシピなど、各スキルが実用的な選択肢を豊富に持つ点が特徴です。npx・プラグインマーケットプレイス・zip・Gitサブモジュールなど5通りのインストール方法を用意し、導入のハードルを下げている点も支持につながっています。
15位: google/googletest ⭐ +441 NEW
github.com/google/googletest | C++ | ★ 39,401 | Forks: 10,883
Google製のC++テストフレームワークで、GoogleTest(xUnit準拠のテスト機構)とGoogleMock(モッキング)を統合したプロジェクトです。自動テスト検出、豊富なアサーション、パラメータ化テスト、異常系を検証するデステストなどを備え、CMake・Bazelなど複数のビルドシステムをサポートしています。
Chromium・LLVM・Protocol Buffersなど主要OSSプロジェクトで広く採用されている実績があり、最新のRelease 1.18.0からはC++17以上が必須化されました。新興のAIエージェント系プロジェクトが並ぶ今週のランキングの中で、長年の実績を持つ定番テストフレームワークがランクインしている点も興味深い動きです。
16位: abi/screenshot-to-code ⭐ +1,909 NEW
github.com/abi/screenshot-to-code | Python | ★ 76,583 | Forks: 9,314
スクリーンショット・Figmaデザイン・画面録画を入力として、AIが動くコードに変換するツールです。HTML+Tailwind、React+Tailwind、Vue+Tailwind、Bootstrap、Ionicなど複数のフロントエンドスタックに対応し、Gemini・GPT・Claude Opusなど複数のAIモデルを組み合わせて品質を高めています。
スクリーンショット内の実際のロゴや画像を認識して再利用するアセット抽出機能や、動作中のWebサイトの録画からもコード生成できる点がユニークです。セットアップ不要のホスト版、ローカル実行、Docker対応の3通りの利用方法を用意しており、7万超のスターが示す通り高い定番人気を維持しています。
17位: every-app/open-seo ⭐ +1,881 NEW
github.com/every-app/open-seo | TypeScript | ★ 15,474 | Forks: 1,856
Semrush・Ahrefsに代わるオープンソースのSEOツールです。キーワード調査・ランク追跡・競合分析・バックリンク分析・サイト監査に加え、AI検索エンジンでの可視性を確認する「AI可視化機能」を搭載しています。
Claude Code・OpenClaw等のAIエージェントと連携するMCPサーバーを公開し、SEOタスクを「AIスキル」として再利用可能なワークフローに落とし込める点が最大の特徴です。DataForSEOのAPIキーを持ち込んで使用分だけ支払う料金体系や、Docker・Cloudflareによるセルフホストオプションもあり、コストを抑えたいチームからの関心を集めています。
18位: tinyhumansai/openhuman ⭐ +2,526 NEW
github.com/tinyhumansai/openhuman | Rust | ★ 39,132 | Forks: 3,843
→ 深掘り記事: デスクトップ型AIエージェントOSS「OpenHuman」の仕組みと採用判断
「個人的なAIスーパーインテリジェンス」を標榜する、ローカルファースト設計の統合型AIエージェント基盤です。Obsidian Wiki連携のメモリツリー機能でローカルSQLiteに知識を蓄積し、100以上のOAuth統合・5,000以上のMCPサーバーに対応します。
チェックポイント機能付きのワークフローオーケストレーションや、複数エージェント間のE2E暗号化通信、視覚的なワークフローキャンバスなど、個人利用を前提にしながらも高度な機能を備えている点が特徴です。Telegram・Discordなど17のメッセージングチャネルに対応し、公開から1週間以内にGitHubトレンド1位を獲得し、そのランキング1位を9日連続で維持したという勢いも話題となりました。
19位: p-e-w/heretic ⭐ +992 NEW
github.com/p-e-w/heretic | Python | ★ 29,425 | Forks: 3,226
→ 深掘り記事: ローカルLLMの脱検閲にhereticが選ばれる理由|競合OSSとの違い
トランスフォーマー型言語モデルの安全性制約(検閲機能)を自動的に除去するツールです。方向性アブレーション技術とパラメータ最適化を組み合わせ、拒否反応の最小化とKL情報量の低減を両立させています。
pip install -U heretic-llmでインストール後、heretic <モデル名>を実行するだけで、専門知識がなくても処理が完結する手軽さが特徴です(RTX 3090環境で約20〜30分)。残差ベクトルの可視化や層ごとの幾何学的分析といった研究向け機能も備えており、オープンウェイトモデルのカスタマイズ需要の高まりを反映した動きといえます。
20位: AprilNEA/OpenLogi ⭐ +3,406 ↓
github.com/AprilNEA/OpenLogi | Rust | ★ 18,026 | Forks: 529
→ 深掘り記事: Logi Options+代替にOpenLogiが選ばれる理由と競合OSS比較
Rust製の、Logitech Options+に代わるローカルファースト型アプリケーションです。macOS・Linux・Windowsで動作し、Logi Bolt/Unifying受信機・Bluetooth・有線接続に対応。ボタンリマップ、DPI制御、SmartShift、RGB照明制御など、純正アプリに匹敵する機能を実装しています。
テレメトリなしの完全ローカル運用と、TOML形式のplain-text configによる設定管理が特徴です。前週11位から今週20位に順位を落としたものの、週間スター増加数は3,406と依然として高水準を維持しており、周辺機器管理ツールに対する根強い需要がうかがえます。
今週のトレンド傾向
今週は20件中19件が新規ランクインという、例年と比べても入れ替わりの大きい週となりました。特に目立つのは、AIエージェントの能力を拡張する「スキル」「プラグイン」カテゴリの集中です。1位のarchify(図解生成)、2位のawesome-gpt-image-2(画像プロンプト)、8位のscientific-agent-skills(科学研究)、14位のgarden-skills(複合スキル集)と、Claude Code等のAIエージェントに機能を追加するプロジェクトが上位を占めました。
Claude Codeのプラグインエコシステムに関しては、3位のAnthropicコミュニティマーケットプレイスと10位の公式ディレクトリが同時にランクインしており、公式・コミュニティ両輪でのエコシステム整備が進んでいることがうかがえます。cursor/pluginsも13位にランクインしており、AIコーディングエージェント各社がプラグイン基盤の拡充を競っている構図が見えてきます。
もう一つの潮流は、個人向けAIエージェント基盤の台頭です。18位のopenhuman、7位のmaka(Apache Software Foundation所属)、12位のhisterはいずれも「ローカルファースト」「プライバシー重視」を掲げており、クラウド依存を避けたい開発者層のニーズを反映しています。9位のfreellmapiのような無料LLMプロキシツールの人気も、コストを抑えつつ複数モデルを活用したいという実務的な要求の高まりを示しています。
一方で、15位のgoogletestのような長年の実績を持つ定番ツールがランクインしている点や、20位のOpenLogiのように周辺機器管理ツールが根強い人気を保っている点は、AIブーム一色ではない開発者コミュニティの多様な関心を映し出しています。
まとめ
2026年第36週のGitHub Trendingは、AIエージェントの機能拡張(スキル・プラグイン)とローカルファースト設計の個人向けAI基盤が二大潮流として浮かび上がった週でした。Claude Codeのプラグインエコシステムが公式・コミュニティ双方で整備が進む様子や、教育・求職活動・科学研究といった具体的な業務領域へのAIエージェント活用が広がっている点は、AI活用が「汎用チャット」から「専門領域への組み込み」フェーズへと移行しつつあることを示唆しています。来週以降も、こうしたスキル・プラグインエコシステムの動向を継続的にウォッチしていきます。



