システム開発
2026.02.17

ソフトウェア開発とは?種類・工程から依頼先の選定ポイントまで解説


ソフトウェア開発とは?種類・工程から依頼先の選定ポイントまで解説

「自社の業務を効率化したい」「新しいWebサービスを立ち上げたい」と考えたとき、避けて通れないのが「ソフトウェア開発」です。しかし、いざ検討を始めると「結局、何をどう頼めばいいのかわからない」と立ち止まってしまう方も少なくありません。

本記事では、ソフトウェア開発の基礎知識から、開発が進む具体的な流れ、そして失敗しないための外注先の選び方まで解説します。現在の最新トレンドも踏まえ、ビジネスを加速させるためのパートナー選びに役立ててください。

石川瑞起
執筆者
秋霜堂株式会社 代表 石川瑞起
中学生でプログラミングを独学で習得し、HP制作やアプリ開発の事業を開始。 大学入学後に事業を売却し、トヨクモ株式会社へ入社。 3年間にわたり1製品の開発責任者を務めたのち秋霜堂株式会社を設立し、多数の企業をサポートしている。
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ソフトウェア開発とは?

ソフトウェア開発とは、簡単に言えば「コンピューターに特定の仕事をさせるための命令書(プログラム)を作り、正しく動くようにメンテナンスし続けること」を指します。

現代のビジネスにおいて、ソフトウェアは単なるツールではありません。ITを活用してビジネスモデルを変革する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の核心であり、競合他社との差別化を生むための戦略的な武器となっています。

「ソフトウェア開発」と「システム開発」の違い


「システム開発」という大きな枠組みの中に、「ソフトウェア開発」が含まれているというイメージです。

システム開発は、ハードウェアやネットワーク、さらには人間の運用ルールまで含めた「業務の仕組み全体」を作ることを指します。

対してソフトウェア開発は、その仕組みの中で「計算や処理を行う頭脳部分(プログラム)」を作ることに特化した言葉です。 自動車に例えるなら、車体やエンジンを含めた車全体を作るのがシステム開発、走行を制御するAIやナビを作るのがソフトウェア開発といえます。

ソフトウェア開発の主要な種類

ソフトウェアには、用途や動く場所によっていくつかの種類があります。自社が作りたいものがどれに当たるのかを確認しておきましょう。

Web系システム・ソフトウェア

Webブラウザ(Google ChromeやSafariなど)を通じて利用するソフトです。例えば、GmailやAmazonのようなECサイト、社内の勤怠管理ツールなどが挙げられます。

パソコンやスマホに専用ソフトをインストールする手間がなく、URLにアクセスするだけで誰でもすぐに利用できるのが最大のメリットです。また、サービスの規模が大きくなっても、サーバー側を強化するだけで柔軟に対応できるため、成長中のビジネスに適した形態といえます。

アプリケーションソフトウェア

WindowsやMac、あるいはiPhoneやAndroidといった特定のOSの上で直接動作するソフトです。スマホでおなじみのLINEやInstagram、PC用の高機能な会計ソフトなどがこれに当たります。

Webブラウザという制限がないため、スマホのカメラやGPS、指紋認証といったデバイス独自の機能をフル活用できるのが特徴です。また、動作が非常にスムーズで、複雑な操作を伴うツールや、オフラインでも使いたいツールを開発する場合に向いています。

組み込み系ソフトウェア

特定の「機械」を制御するために、その機器の内部に直接書き込まれるプログラムのことです。炊飯器の火加減調整、自動車の自動ブレーキ、工場の製造ロボットなどが具体例として挙げられます。

パソコンのように汎用的な使い方はせず、「特定の動きを完璧にこなす」ことが求められます。わずかな誤作動が重大な事故につながることもあるため、一般的なソフトよりもさらに高い正確性と、24時間365日動き続ける非常に強い信頼性が求められるのが特徴です。

業務系・基幹システム

会社の根幹となる業務(お金、モノ、人に関する管理)を支えるための大規模な仕組みです。銀行の預金管理システムや、企業の在庫管理・給与計算システムなどが代表的です。「止まると会社が倒産しかねない」ほど重要なため、何重ものバックアップを備えた堅牢な作りが求められます。

また、消費税の増税や法改正に合わせてルールを書き換える必要があり、一度作ったら終わりではなく、10年単位で長く運用していくことが前提となります。

ソフトウェア開発の工程

ソフトウェアは、いきなりプログラムを書き始めるわけではありません。建物を建てるのと同じように、慎重な手順(工程)を経て完成させます。

調査・ヒアリング・企画案の策定

開発の第一歩は、現在の不満や「やりたいこと」を整理し、解決策の仮説を立てるフェーズです。例えば「紙の伝票処理に時間がかかる」という課題に対し、単にデジタル化するのか、あるいはAIで自動読み取りまで行うのかで、費用も効果も大きく変わります。

この段階でプロジェクトの目的を明確にし、投資に見合う効果が得られるかを徹底的に議論します。認識のズレが後のトラブルに直結するため、最も対話が重要な時間です。

要件定義

企画案をもとに、「具体的に何を作るか」という約束事を確定させる工程です。画面に必要なボタンの数から、データの保存方法、セキュリティ基準まで、依頼側と開発側で合意して書類にまとめます。

専門用語に惑わされず、自社の要望がすべて盛り込まれているか、プロの視点で抜け漏れがないかを慎重に確認する必要があります。

設計(外部設計・内部設計)

要件定義で決まった内容を、プログラマーが作業できるレベルの具体的な設計図に落とし込みます。「外部設計」は、利用者の目に触れる画面デザインや操作感(UI/UX)を決める工程で、使い勝手を左右します。

「内部設計」は、目に見えない裏側の処理手順やデータの構造を決める、いわば建物の配管や配線のような工程です。この設計が緻密であればあるほど、プログラムの質が上がり、将来のメンテナンスもしやすくなるため、非常に技術力が問われる段階です。

実装・プログラミング

設計図に従って、実際にコードを記述していく工程です。用途に合わせて、スピード重視の言語や、安全性の高い言語などが選択されます。単にコードを書くだけでなく、後から別のエンジニアが見ても中身が理解できるよう、美しく整理された書き方が求められます。

また、最新の開発現場ではAIを補助として活用することで、人間がミスしやすい単純な記述を自動化し、開発スピードと品質を両立させる手法が主流です。

テスト工程

完成したプログラムが正しく動くか、徹底的にチェックします。

単体テスト・結合テスト

まずは「一つのボタンを押して正しく計算されるか」といった最小単位のチェック(単体テスト)を行い、次に「画面から入力したデータが、正しくデータベースに保存されるか」といったプログラム同士の連携を確認(結合テスト)します。

システムテスト・運用(受入)テスト

全てのプログラムをつなぎ合わせ、最初の「要件定義」で決めた通りの性能が出ているかを確認します。最終的には、実際のお客さまに触ってもらい「日々の業務で問題なく使えるか」を判断する最終判定(受入テスト)を行います。

リリース・納品

すべてのテストをクリアしたら、プログラムを本番用のサーバーに配置し、ユーザーが実際に使える状態にします。あわせて、将来の改修に不可欠な設計図や、使い方の手順を記したマニュアルなどの「成果物」を受け取ります。

Webサービスの場合は、リリースした瞬間がビジネスのスタートラインです。ただ動くだけでなく、サーバーのログイン情報や管理権限など、自社でコントロールするために必要な鍵をすべて受け取ったことを確認して、正式な納品完了となります。

運用・保守

ソフトウェアは、納品して終わりではありません。むしろ、使っていくうちに「もっとこうしたい」という要望が出たり、スマホのOSアップデートによって動かなくなったりすることがあります。また、未知のウイルスやハッキングへの対策も常に必要です。

代表的なソフトウェア開発のモデルと選定基準

開発の進め方にはいくつかの方程式があります。プロジェクトの性質に合わせて選びます。

ウォーターフォールモデル

上から下へ水が流れるように、一つの工程が終わるまで次へ進まない、最も伝統的な手法です。最初にすべての仕様を固めるため、予算や納期の見通しが立ちやすく、大規模な基幹システムや銀行などのミスが許されない開発に適しています。

一方で、開発の途中で「やっぱりこうしたい」と思っても、前の工程に戻って修正するには多大な時間と費用がかかるため、市場の変化が激しい新規事業にはあまり向いていないという側面もあります。

アジャイル開発

「素早い」という意味の通り、2週間程度の短いサイクルで「計画・開発・テスト」を何度も繰り返す手法です。まずは最低限の機能だけで作り、実際に動くものを見ながら、ユーザーの意見を取り入れて柔軟に機能をブラッシュアップしていきます。

SNSやWebサービスなど、ユーザーの反応を見ながら中身をどんどん変えていきたいプロジェクトに最適です。ただし、ゴールが固まりきらないまま進むため、全体のスケジュールや予算が膨らみやすい点には注意が必要です。

▼関連記事
アジャイル開発とは?アジャイル開発の手法から導入のポイントまで徹底解説!

プロトタイプ型・スパイラルモデル

本格的に作り始める前に、まずは「試作品(プロトタイプ)」を作って操作感を確認する手法です。特に新しい技術を使う場合や、頭の中のイメージを言葉にするのが難しいプロジェクトで有効です。

試作品を実際に触ることで、「思っていたのと違う」というリスクを早期に発見し、手戻りを最小限に抑えられます。スパイラルモデルは、この試作と改善をらせん(スパイラル)のように繰り返しながら、徐々に完成度を高めていく、リスク管理を重視した進め方です。

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ソフトウェア開発の外部委託で知っておくべき「契約形態」

外注する際の契約には大きく2種類あり、責任の範囲が異なります。

請負契約

「ソフトウェアの完成」を約束する契約です。依頼側は完成した成果物に対して報酬を支払います。最大のメリットは、予算が決まっており、もし不具合が見つかれば、開発会社が自分たちの負担で直さなければならない(契約不適合責任)という点です。仕様がはっきりしており、納期や品質を保証してほしい場合に適しています。

ただし、途中で仕様を大きく変えることが難しく、変更には別途「追加見積もり」が必要になるのが一般的です。

準委任契約(SES含む)

エンジニアの「作業時間」や「専門的な労働」に対して報酬を支払う契約です。アジャイル開発のように、状況に合わせて柔軟にやるべきことを変えたい場合に適しています。メリットは、その時々の最優先事項にリソースを割ける自由度の高さです。

一方で、作業をした結果としてソフトウェアが完成しなくても報酬を支払う必要があるため、信頼できる技術力があり、自社の利益を第一に考えて動いてくれるパートナー選びが不可欠です。

ソフトウェア開発の依頼先を選ぶポイント

失敗しないためのチェックリストとして活用してください。

業界・技術分野における実績

自社と同じ業界での開発実績があるかは、成功の確率を大きく左右します。業界特有のルールや、実務でハマりやすいポイントを熟知している会社であれば、「言わなくても分かってくれる」部分が多く、スムーズに進みます。

また、単に「アプリが作れる」だけでなく、そのアプリで使う技術に精通しているかを確認しましょう。過去の事例を具体的に聞き、自社の課題解決にどう役立ったかを確認するのが一番の近道です。

プラスアルファの提案力

良い開発会社は、言われた通りに作るだけの「御用聞き」ではありません。依頼主が「Aという機能が欲しい」と言ったとき、プロの視点から「それならBにした方がコストも抑えられ、ユーザーも使いやすくなりますよ」と、ビジネスの成功を考えた逆提案をしてくれるのが真のパートナーです。

ITのことは分からないからこそ、こちらの意図を汲み取り、より良い解決策を提示してくれる会社を選ぶことで、最終的な満足度は格段に上がります。

品質管理とセキュリティに対する体制

個人情報や機密データを扱うソフトウェアにおいて、セキュリティ体制は生命線です。情報管理の基準を満たしている証明である「ISMS(ISO27001)」などの認証を持っているかは一つの目安になります。また、品質管理において「プログラミングをした本人とは別の担当者がテストを行っているか」も重要です。

組織として二重三重のチェック体制が整っている会社は、納品後のトラブルが極めて少ないです。

納品後の保守・運用と将来的なサポート体制

ソフトウェアは、リリースしてからが本当の勝負です。不具合が起きた際に「担当者が不在で返事が来ない」という事態を避けるため、サポートの受付時間や対応スピードを事前に確認しましょう。また、数年後に機能を追加したいとき、同じ会社が対応してくれるかどうかも重要です。

エンジニアの入れ替わりが激しすぎず、開発した中身をしっかり記録・管理し、長期的に伴走してくれる安定した経営基盤を持つ会社を選ぶことが、将来的なコスト抑制につながります。

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ソフトウェア開発の最新技術トレンド

現在、開発の現場は劇的に変化しています。

AI駆動型開発とエージェント・オーケストレーション

AIはもはやコードを書く補助役にとどまりません。AI同士がチームのように連携し、要件定義からテストまでの一連のタスクを自動で調整・実行する「エージェント・オーケストレーション」が普及しています。

従来は数ヶ月かかっていた開発が数週間に短縮されることもあります。人間は「何を作るか」という本質的な意思決定に集中できるようになり、開発コストを抑えながら、より高度で便利なサービスを生み出すことが可能になっているのです。

クラウドネイティブとクリプト・アジリティの重要性

自前でサーバーを持たず、最初からクラウド上で動くことを前提とした「クラウドネイティブ」な設計が標準となりました。

また、量子コンピューターの実用化を見据えたセキュリティ対策として「クリプト・アジリティ(暗号の柔軟性)」が注目されています。これは、将来的に現在の暗号が破られるリスクに備え、プログラムを書き換えずに暗号方式を素早く切り替えられる設計のことです。大切な資産を守るため、将来のリスクまで考慮した開発が求められています。

ローコード・ノーコード活用による開発の民主化

プログラミングを最小限に抑え、パーツを組み合わせるだけでソフトを作る手法です。簡単な社内ツールであれば、専門知識がなくても現場の担当者が自ら作れるようになっています。

一方で、差別化の鍵となる重要な機能や大規模なシステムは、依然としてプロの手によるフルスクラッチ開発が必要です。すべてを外注するのではなく、簡単な部分は内製、重要な部分はプロへ、という「ハイブリッド型」の活用も一つの選択肢となっています。

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